海外旅行に行く際に、心配になる点の一つとして、現地のコンセントでも日本と同様に携帯の充電やドライヤー等の使用を出来るのかが挙げられると思います。
また日本の家電製品をそのまま海外で使用すると、ショートするといった話を聞いたこともあるかと思います。
海外のコンセント形状は日本の形状とは異なることが多く、電圧も国によって様々なため、そのまま日本の製品を使えないことがあります。
折角の海外旅行で困らないためにも、今回はこのコンセント問題を解決していきましょう。
主な海外のコンセント形状

海外にある主要のコンセント形状を上にまとめてみました。
日本に住んでいる皆さんにとって馴染み深いのは、日本のAタイプのコンセントだと思います。Aタイプは、日本の他にアメリカやカナダ、タイや南米などで採用されています。
逆に言えば、これら以外の国に行く場合は、コンセント形状が日本のものと異なるため、変換プラグが必要になってきます。
変換プラグには2種類のタイプがあります。1つはそれぞれの形状のみに適用できる安価なタイプ。
もう1つは、1つの変換プラグで全てのプラグ形状に対応できる優等生タイプです。
海外旅行にそこまで行くことがなく、出来るだけ安く抑えたい方は独立した安価なタイプを選んでいいと思いますが、これからも海外に行く可能性がある方は、全てに対応できる変換プラグを買うことをオススメします。
海外の電圧は日本と一緒なのか?
次に問題となるのは、電圧です。電圧は先程のコンセント形状と比較して、目に見えないため、分かりづらいかも知りませんが、国によって使用されている電圧の大きさが異なります。
日本の電圧は100Vでありますが、これは世界的に見るともの凄く低く、大体の国では200V程が使用されています。そのため、100Vにしか対応していない日本製品を、電圧の異なる海外で使用するとショートや火事になる可能性があります。
各製品に対応電圧が記載されているため、確認してから使用するようにしましよう。iPhoneの充電器は100V~240Vと記載されているため、世界中で充電可能です。
100Vにしか対応していない日本製品を使用する場合は、変圧器という機器を使用する必要があります。
変圧器は、その名の通り現地の電圧を日本の製品にあった電圧に変換してくれる機械です。
充電するものが携帯しかないという方は必要ないと思いますが、ドライヤーやパソコン等を持って行く方は、まずその製品の電圧を確認して、必要な場合は変圧器を準備しましょう。
次に各国で使われているプラグ形状と電圧を見ていきます。
各国のプラグ形状と電圧
世界の国々のプラグ形状と電圧をまとめましたので、変圧器や変換プラグが必要か確認下さい。
アジアのプラグ形状と電圧
プラグ形状 | 電圧 | |
韓国 | *C,SE,A | 220V110V |
中国 | A,B,C,O | 220V |
台湾 | A | 110V |
香港 | BF | 220V |
マカオ | A,B,B3,C | 220V |
フィリピン | A,B3,C | 110V,220V |
インドネシア | C | 220V |
マレーシア | BF,B3 | 220V |
シンガポール | BF,B3 | 220~240V |
タイ | A,BF,C | 220V |
ベトナム | A,C,SE | 220V |
カンボジア | A,C,BF | 220V |
インド | B,C,BF,B3 | 220V |
*韓国では、Aタイプもありますが、主流はCとSEタイプの電圧220Vです。
ヨーロッパのプラグ形状と電圧
プラグ形状 | 電圧 | |
イギリス | BF | 220~230V |
フランス | C,SE | 220V |
イタリア | C | 220V |
ドイツ | C | 230V |
スペイン | C | 220V |
オランダ | B,C,SE | 230V |
ギリシャ | C | 220V |
スイス | B,C | 220V |
ベルギー | C,SE | 220V |
オーストリア | C | 230V |
アイルランド | BF | 220~230V |
アイスランド | C | 220V |
スウェーデン | B,C | 220V |
フィンランド | C | 220V |
ハンガリー | C | 220V |
ノルウェー | B,C | 230V |
ポーランド | C | 220V |
ポルトガル | C | 220V |
ロシア | C | 220V |
中東・アフリカのプラグ形状と電圧
プラグ形状 | 電圧 | |
アラブ首長国連邦 | BF | 220V,240V |
サウジアラビア | A,B,BF,C | 127V,220V |
トルコ | C | 220V |
エジプト | C | 220V |
ケニア | B3,BF,C | 220~240V |
モロッコ | C,SE | 220V |
エチオピア | C | 220V |
南アフリカ | B3 | 220V,240V |
北南アメリカのプラグ形状と電圧
プラグ形状 | 電圧 | |
アメリカ | A | 120V |
カナダ | A | 110V |
メキシコ | A,B | 110V |
キューバ | A | 110V |
ブラジル | A | 110V,127V,220V |
アルゼンチン | C,BF,O | 220V |
ペルー | A,C,SE | 220V |
チリ | C | 220V |
プエルトリコ | A | 110V,220V |
アメリカやカナダ等は日本の電圧とあまり変わらず、変圧器が必要か迷うかと思いますが、絶対に必要です!ですが変換プラグは必要ありません。
オセアニアのプラグ形状と電圧
プラグ形状 | 電圧 | |
オーストラリア | O | 220~240V |
ニュージーランド | O | 230V |
フィジー | O | 240V |
まとめ
今回は海外旅行に行く際に心配なコンセント問題について調べていきました。効率良く旅を楽しむには、携帯等の電気製品は必要不可欠です。目的地が決定したら、その国のプラグ形状と電圧を確認して、必要に応じて変換プラグ等を購入することをお勧めします。
個人的には、全てに対応した変換プラグを買っておくと、これからどこに行っても使えるため、買って損はないと思います。
他に海外旅行について不安なことがありましたら、下記ページを是非チェックしてみてください!
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海外旅行に行く際気をつけるべき事5選!
最後までご覧頂きありがとうございました!